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庄野:山本さんの中ではテーマより、描くこと自体のほうが大事なように思えます。 山本:テーマを決めて描くイラストレーターの方も多いと思いますが、僕の場合は手を動かして、とにかく描くこと自体がテーマなのかも知れません。僕の中で描くということは、芸術というよりはスポーツみたいなものなんです。 庄野:スポーツですか?? 山本:そうです、スポーツというのは練習に練習を重ねて試合や勝負に挑んで、瞬時の判断は考えて動くのではなく、体が勝手に動いてると思うんです。僕の場合もそうで、練習を重ねることによって、本番で描いてる時はスタートからゴールまで頭を使わず一気に描いてしまいます。もちろん、描いた後ではちゃんと見て考えて反省もするんですけど、次に描くときにはまた考えずに描きます。 庄野:なるほど。 山本:と言いながらも実は考えてしまう時もあるので、邪念を振り払うためにもまた描くんです(笑)。 庄野:まるで修行のようでもありますね(笑)。 山本:そんな感じです(笑)。でも、それを楽しんでますね。ゲーム感覚です。上手く描けなかった時もがっかりするんではなく、ダメだったら次の絵を描いてみようと。あくまでも楽しむ事が大事です。それに僕にとってラッキーなのがスポーツは体力が衰えると続けるのが難しいですが、絵の場合は年をとっても腕さえ動けばなんとか続けられるので、長く楽しめるところです。 庄野:確かにそうですね(笑)。それにしてもすごい量を描いてらっしゃいますが、もうここまででいいや、とは思わないですか? 山本:思わないですねえ、やっぱり欲求が強いのかも。いつでも、もっと、もっとと思います。 庄野:そのモチベーションの高さに対する原動力は何なのでしょう? 山本:まず、もちろんビジネスですから続けていかないといけないですよね。そのためには自分が今持っているものだけでやっていると、それもいつかなくなっていくので、より強く前に進む為に新しいことを始めるということでしょうね。それが原動力だと思います。常にもっと前に行きたいという気持ちですね。 庄野:では、最後になりますが今後の展望などをお聞かせください。 山本:今までは欲求のまま、新しいシリーズも展開し続けてきたので、少し整理する必要があるのかな?とも思っていますが、今のまま混在した表現を活かし続けてもいい。とも思います。いずれにしてもずっと描くという行為自体を楽しみ続けたいとは思っています。 |
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| *11/15〜は山本重也自ら、作品の製作過程をご紹介します。 |
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