数ある職業の中でもイラスト作家というのは個人作業であるがゆえにとかく主観性に走りがちになります。それが制作欲の素になる部分と、反面、他者という客観性を見失いがちにもなります。イラストレーションという「商業美術」の世界では個人の世界を見つめる目と、それをフカンで見つめてバランス判断する目も必要になってきます。...経済サイクルの中で消費されるだけの絵にはなりたくないなぁ...という境界線を行ったり来たりフラフラしたりもするワケですが...そんな中でも、asterisk/vision trackという、ある種の「良心的な(客観の)目」のおかげで逆に自分の中に埋もれてしまいがちになる...自分の絵に対する客観的な評価を意識する事が多少なりとも出来たような気がします。(大袈裟かも知れませんが)最初に言ったように、とかく個人内で完結しそうな側面を持ったこのジャンルに於いて、作家個人の世界と社会とを「高いポジションで見据えて繋ぐ目」...そんな両社の情熱が実を結んだ本になったなぁ...と感じました。この先も楽しみです。
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