33(さんじゅうさん)
「本当は34才なんですけど・・・。」

1.大家族のうた
2.ペンション
3.如月のローズ
4.アメ村キッス
5.マッチョです
6.韓国で会いましょう
7.33の絵描きうた
8.恋いのDENVO
9.岡野君が…
10.ボーン・トゥ・ビ・チャイルド
11.シングル・マザー
12.バイバイ

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有線大賞(インディーズ部門)の新人賞・大賞を受賞したファーストアルバム「33のままで」より1年間の年月をかけて完成した珠玉の傑作アップテンポナンバー「大家族のうた」を始め、ラップ 問題作「シングル・マザー」新境地を開いた「如月のローズ」そして、青空太郎で歌い継がれた名曲中の名曲「マッチョです」をセルフカバー。息もつかせぬ12曲これぞ33(さんじゅうさん)快心のセカンドアルバムであり野心作だ!

LIVE REPORT>>>
2001/11/11 Contents Label Cafe で行われたライブレポート!

「33」スペシャルインタビュー
コレを読めば、何かと気になる彼らの全てがわかる!?

チャンキー松本/いぬんこ
インタビュー&文:倉持あくび

2001/11/2 Contents Labe Cafe にて
special thanks to Contents Label Cafe

倉持あくび(以下、あくび)
「チャンキーさんは33(さんじゅうさん)というユニットを組んで音楽活動もされていますが、まず33について説明していただけますか」
チャンキー松本(以下、チャ)相棒のオカツプリオと一緒に結成したバンドです。その時2人とも33才だったので33というアンチョビというか素直な名前です。デビューアルバム『33のままで』が1年半前に出ました。それで大阪インディーズ部門の有線大賞と新人賞をいただきました。今年の夏にセカンドアルバム『本当は34才なんですけど・・・。』を発売、大好評発売中です。きっかけはエレファントラブというラップユニットを見て。30代のラップをやろうと」
あくび「その前身としてバンドをされていたとか」
チャ「オカツプリオは『オカノフリーク』、僕は犬んこともう一人友達の女の子と『青空太郎』というバンドをやっていました。そのリーダー同士です。声がね、オカノくん(オカツプリオ)は低くて僕は高いので特徴的なんじゃないかと」
あくび「チャンキーさんは絵を描かれるじゃないですか。なぜ歌うようになったんですか?」
色チャ「それはなぜ絵を描くのか、という質問と同じですねぇ。自然に歌うようになりました」
いぬんこ(以下、犬)「よく『運命(さだめ)』やって、いってます。街中にいても常に注目を集める」
あくび「普通の格好でも?」
チャ「うん。見られて笑われる」
あくび「渋谷でチャンキーさんと待ち合わせしたら、1番目立ってましたもんね。ガングロなんか目じゃない(笑)」
チャ「小学校の卒業文集に、友達と2人組でデビューしたいって書いてたから(笑)」
あくび「さだめですね(笑)。じゃぁ、『バンドやろうぜ!』みたいな感じではなかった」
チャ「ぜんぜん!ウチの奥さん(犬んこ)がキーボードで、ばんちゃんという女の子がギターで、その子も家でポロンポロン弾いてたくらいで。僕もそれまでカラオケとかで歌ったりはしてた程度」
「それを見て、わたしが、チャンさんは目立つのが好きで、ばんちゃんはギターが好きで、わたしは楽しいことが好き。この3つあわせると、バンドするしかないやん! ということになった訳です」
あくび「曲はどなたが?」
チャ「僕が鼻歌で作ってばんちゃんにコードを取ってもらう、と。幼いもんです」
あくび「33の曲はお二人で作っていらっしゃるんですか?」
チャ「そうですね。基本的に2人で。今回(の特集)は絵がメインなんですが、僕にとって絵と音楽がどのような相乗効果があるというかというと・・・僕、勝手にしゃべってるよね(笑)、ま、大事なことやからね、どんどん行くよ。33では曲を作っていても、偶然が重なるという感じなんですよ。1人1人のキャラクターはそのままで、集まった時しか作らないし。自分らで作り込んでバシッと決めるという訳ではない。その大まかな枠の中で本番をどこまで遊べるか」
あくび「ライブとかで緊張しないんですか?」
チャ「いっつもしてるよ! まぁ、カチンコチンにはならないけど」
「チャンさん、パワー出るよね。緊張したら」
チャ「楽しまんと嫌やから。吐きそうやけど楽しい」
「オカノくんの方が普通に(笑)緊張してる」
チャ「オカノくんには、『チャンキーはオンとオフがハッキリしてる』って言われる。相棒の彼は、後ろで見ていて、次はどのカードを出そうかな、と」
あくびピッチャーとキャッチャーみたいな」
チャ「ゆうてみれば」
「オカノくんは、隙間ゴコロをくすぐるのがうまいねん」
チャ「彼は彼で、スゴイ才能のある奴で」
あくび「一度リハーサルを見せていただいたことがあるんですが、そこは元々ライブをやるような空間じゃなかったんで狭くてテーブルとかがあって。不思議なのは、そこでチャンキーさん、滅茶苦茶暴れまくってるのに、どこにもぶつからない! 全て寸止めで(笑)」
「えらいわー(笑)」
あくび「出たとこ勝負といってる割には、計算し尽くしてますよね」
チャ「そんなん、当たったら痛いやん(笑)。ただ単に」
あくび「ステージとか飛び込む時にもお客さんに当たらないじゃないですか」
チャ「いや〜、当たらんと思うんやけどな、普通誰でも(笑)。あ、冷静は冷静かも。歌詞かって考えてるだけじゃ出てこないし、頭働かせてますね。ライブ中もあっちのお客さん淋しそうとか、常に考えながら。でもそれは、本番にならないと解らないし、お客さんいないと解らん」
「サービス精神旺盛やねんな」
あくび「端から端まで楽しんでもらわな、嫌なんですね(笑)。滅茶苦茶、気ぃ使いですよね」
チャ「気ぃ使いというのとはちょっと違うな。自分を控えめにして、っていう感じじゃないですか」
あくび「それは語弊がありますね(笑)。みんなが楽しくないと自分が嫌なんですよね」
チャ「そう。結局、人が楽しんでくれるともっと楽しい。自分が満足しているものを見せて、それを楽しんでもらえると倍楽しい。一粒で2度美味しい、じゃないけど」
あくび「それは33に限ってですか?」
チャ「33も、青空亭もそうです。10人いたら、10人に解ってもらえる訳じゃない。でも、そこで解る人だけ解ったらいいわ、と作家が思うとそこまでのものしか創れないから。見ている方は初めてなので、そういう人たちには間口を広げるようにはするよね。やっぱりお互い初めて同士だったら、警戒するし。そこの垣根を崩すようには努力する」
あくび「そこがアーティスト(芸術家)としては珍しいところですよね」
チャ「どうやろ。みんな思ってるんとちゃうん? だって仲良くなりたいから、表現するんでしょ」
「でも、自分のセンスを人に見せたい、っていう人もいるんちゃうの?」
チャ「人に見てもらわな意味ないやん。誰にも見られなくていいんなら、山奥で1人で作っていればいいんやし。展覧会やったり、仕事するんやったら多くの人に見てもらいたい、と思うねんけどな。・・・まぁ、いろんな人おるから。一概には言われへんけど」
あくび「ライブやってる時の絶頂感ってあるじゃないですか。これはこちら側(Vision Track)のテーマなんですけど、絵に対する感覚を何とか音楽のように持っていけないかな、と」
チャ「う〜ん、絵は地味やからね(笑)」
「音楽はいろんな人に興味を持ってもらいやすいもんな」
あくび「わかりやすい」
「ライブに行くように、ギャラリーにも来てくれたらいいねんけど」
チャ「その垣根を壊したい、と常に思ってるけどね。逆にそれがないとあかんと僕は思う」
あくび「33に話を戻して、33の由来は解ったんですが、30代のラップとは?」
チャ「ラップというか・・・。実は全然ラップじゃないねんけど、よぉ考えたら。フォークもあれば沖縄民謡もあれば、ユーロビートもある(笑)。聴いてもらったら解るけど、ごった煮」
「音楽はどうでもいい」
チャ「どうでもいいっていうことはないけど。趣味で終わってしまうのは楽しくないなという。『何じゃ、こりゃ!?』って思ってもらう」
あくび「ここにも『くすぐり』が?」
チャ「そうやね! 『音楽聴いた!』っていうのじゃないやり方やねんね」
「はみ出してる」
チャ「ちゃかしてる感じかな、結局は」
あくび「ちゃかしてんねや(笑)!」
チャ「ちゃかす、っていうのは大事やと思うねん。生きてく上で。いっつも緊張してたらあかんと思う。ちゃかしたり、息抜きしたり」
あくび「この大きな世の中で、チャンキーさんに与えられた役割ってそれなんじゃないですか(笑)!?」
チャ「そうかも知れんな」
あくび「みんなにそれをふっと気付かせてあげる。重大な使命ですやん!」
チャ「僕、学生時代からタテ社会と全く縁がなかったしな。そういうのって大きいやん、特に男って。うちらはヨコ社会」
あくび「33のこれからは?」
チャ「これからねぇ・・・。来年くらい解散かな?」
一同「え〜〜〜〜〜!!!」
チャ「ウソですけど。な〜んにも考えてないんですよねー。なるようになるって、カンジかな」