環境ゴミ問題が叫ばれる中、私の仕事部屋はまさに紙だらけ。
嫌煙運動声高な昨今、私の机上は煙だらけの灰だらけ。掲載雑誌
を見てオッシャレー系と勘違いされては、こじゃれたカフェの絵
などを依頼されるケースもあるが、本人は行ったことがない。
 
 自分の絵を語るのは苦手である。筆がいうことをきかなかっり
墨がはみ出したり、インクの滲みが止まらなかったり、紙が足ら
なくなってはうろたえ、買い立ての服には絵の具が...。
 
 出来上がったモノへの執着が恐ろしく無いのは、そんな過程での
消耗ゆえか。しかし、私にとって過程で起こる様々な体現こそが
「描くこと」であり、脳が刺激される最もハッピーな時なのです。


奈路道程